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エレベーター
writer:No Name Ninja 2013-01-06(Sun) 未選択
都庁でエレベーターに乗っていたときのことです。エレベーターに乗っているときって、みんなボーッと階数のランプを眺めていますよね。この都庁のエレベーターは展望台まで直通で1分くらいかかります。普段は騒がしい人でも産道のように長いエレベーターの中ではおりこうさんになるものです.でも、こんなときに僕は喋りたくなってくるんです。
隣にいる女の友達に、運送屋でアルバイトしていたときのことを話しはじめました。
「この前、貨物用エレベーターを使って荷物の積み下ろしをやってたんだけど、サラリーマン風の男の人がそのエレベーターに乗ろうとしたんだよね。そしたら、近くにいた警備員さんがそのサラリーマンに向かって、
『あのー、そのエレベーター、荷物専用なんですけど・・・』って声をかけたら
『大丈夫です、私も会社のお荷物ですから』」
友達の女の子は何ソレと声を出さずに笑うのを我慢しながら顔をゆがめているのですが、周りの人たちは僕の話を聞いていなかったフリをするために誰も話をしなくなってしまいました。一瞬間が空いたあと、フフッフと鼻で笑いかけている音が聞こえてきました。その後、一触即発のように緊張した空気がエレベーター内にできあがったまま、展望台に着いたのでした。
隣にいる女の友達に、運送屋でアルバイトしていたときのことを話しはじめました。
「この前、貨物用エレベーターを使って荷物の積み下ろしをやってたんだけど、サラリーマン風の男の人がそのエレベーターに乗ろうとしたんだよね。そしたら、近くにいた警備員さんがそのサラリーマンに向かって、
『あのー、そのエレベーター、荷物専用なんですけど・・・』って声をかけたら
『大丈夫です、私も会社のお荷物ですから』」
友達の女の子は何ソレと声を出さずに笑うのを我慢しながら顔をゆがめているのですが、周りの人たちは僕の話を聞いていなかったフリをするために誰も話をしなくなってしまいました。一瞬間が空いたあと、フフッフと鼻で笑いかけている音が聞こえてきました。その後、一触即発のように緊張した空気がエレベーター内にできあがったまま、展望台に着いたのでした。
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