次男が遠出してくるといって出かけて音信不通。
ジリジリしながら連絡を待っていると、ベランダで洗濯物を干している時に携帯のベルが鳴った。
慌てて飛んで入って来たが、手に取ったとたんに切れてしまった。
着信記録を見るとやはり次男からだ。携帯の近くで待機していると、また鳴り出した。少々頭に来ていた私は、受けるなり、
「いったい、何やってんの？」と怒鳴っていた。
あまりの私の剣幕にびびったのか、一瞬沈黙。
「・・・・・、何やってんの、といわれても・・・」ともごもごいってる。
「今、どこにいるの？」と聞くと、「いや、どこといっても・・・」 とまたもごもご。
そこで、はたと気づいた。声は若い男性のものだが、どうも次男のシャベリくちと違うような気がする。
一瞬沈黙の後、「あんた、いったいだあれ？」
「誰といわれても・・・」ともごもごいいながら、電話は切れてしまった。
着信記録を見ると、全然知らない相手からだった。多分、間違い電話か、それよりいたずら電話の可能性の方が高い。
いたずらするつもりが、いきなり怒られてびっくりしたのだろう。
これはいい撃退法だと内心ほくほくの私でした。
尚、次男はそのご無事に戻りました